DAISUKE ARAKI & US - SPECIAL PROJECT

スタイリスト荒木大輔のTwo Tuck Pantsのススメ - 「俺の解釈的には、ワークパンツよりもスラックス的な感覚で捉えているんだよね。」

UEMURA(以下U):まず、どうですか?ツータックのパンツは。

ARAKI(以下A):昔、ツータックのパンツをやろうよって言った事あるよね?

U:あったあった。でも、あの時は時代的にもちょっと早かったよ。

A:そうだよね、ちょっと早かったかもね。あの後もずっと気にはなってたんだけど何処にも無くてさ。
そしたら、いきなりムラッチからDickiesのツータックパンツが入ったって電話が来たんだよね。

NAKAMURA(以下N):荒木さんが前から探してるっていうのは知ってたんで、これは一番最初に教えないとって思って。

U:今見てみて、どんな感じ?

A:正直、一般の人から見たら難しいと思うけど、だからこそ面白いアイテムだよね。

U:そう、難しいからこそダイスケに渡したんだよね。

A:そうなんだ。
この間、自分の取材の時に穿いてみたんだけど、かなり良かったよ。

N:どんな感じにスタイリングしたんですか?

A:その時はショールカラーのニットを着て、30inchをハイウェストで合わせたかな。
全部穿いてみたけどブラックは少し間違えたら、学生服っぽくなるよね。

U:ダイスケは群馬のヤンキー、ムラッチは青森のヤンキー、俺は湘南のヤンキーみたいに・・・(笑)

N:ヤンキーっぽいイコール、男っぽい要素があるって事だからアウトロー的なかっこいいスタイリングが作れるって事ですよね?

A:もちろん。洋服は合わせが大事だから、ヤンキーっぽくはならないようにやりますよ。
プロなんで・・・(笑)

N:そもそも荒木さん的になんで、今ツータックなんですか?

A:なんでって・・・。
ノータックフロントのチノよりも、タック入りの方がよりリアルなスタイルが作れるんじゃないかな?

70'sが来て、今は50'sが来てる感じでトレンドがどんどんクラシックになっていってるから、流れ的にも当然じゃない。

U:アスでも今50’sとかアメリカンベーシックっていうのがキーワードになってて、それである日のミーティングのときにツータックパンツが出てきたんだよね。

N:そうなんですよね。

でも具体的にはどんな感じなのか、初めは見えてこない部分もあって、みんなも同じなんじゃないですかね。

U:じゃあ早速、入門編っつーことで・・・。ダイスケに実践してもらいますか?

A:そっかー・・・。

DICKIES TWO TUCK WORK PANTS

素材は定番のワークパンツと同様のポリエステル65%、コットン35%のツイルを使用しているが、タックが2本入るだけでまた違った表情をみせる。

裾はUSスペシャル使用のダブル仕上げとなっている。カラーはベージュ、ダークネイビー、ブラックの3色展開。

ARAKI'S STYLING SAMPLE

STYLING PHOTO - No.01, 02, 03

PROFILE - 荒木大輔(スタイリスト) - スタイリスト熊谷隆志氏に師事し、2001年独立後よりスタイリストとして活動。ファッション誌を中心に、タレントやミュージシャンのスタイリングを手掛ける。1976年生まれ。

N:こんな短時間で三体もさすがですね。ところで、ツータックパンツはどんなイメージで穿けば良いんですか?

A:俺の解釈的には、ワークパンツとしてよりもスラックス的な感覚で捉えてるんだよね。

U:俺はアル・カポネかな?

A:イタリア系ニューヨーク・マフィア??

U:そうそう、開襟のシャツとかハットとかを合わせるのが良さそうかな、Dickiesでも西海岸的な要素はあまり無いと思ってるよ。

N:二人ともイメージはスラックスってことですね。裾もアス独自の仕様でダブルにしてあるし、よりスラックスっぽいですよね。

U:でも、そこで現代的に考えたらAll StarやOne Starとかのオーセンティックなローテクスニーカーと合わせるのが入りやすそうだけどね。

A:そう思うよ。俺はユーズドの革靴とも合わせてみたいかな。
これからの時期だと、Vネックに何か簡単に羽織るだけでも良いと思うけど。ライダースとかデニムジャケットとかさ。

N:サスペンダーとかも合いそうですよね。

A:わざとオーバーサイズでサスペンダーなんかも、スゴイお洒落だね。ロールアップもお洒落だし。

U:そう考えると、不良っぽくもお洒落にもどっちにも振れて料理しがいのある、だいぶ幅広いアイテムだよね。

A:そうだね~。これからは要チェックなアイテムだと思うよ。

N:そうですね。US(アス)でも近々製品が上がってくるで楽しみです。
今回は忙しい中、ありがとうございました。

A:肇ちゃんに飯おごってもらわなきゃ・・・。